能代市風の松原植物調査

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ヤマホタルブクロ (山蛍袋) (キキヨウ科):多年草。

本州中央部の山の草原に生える。茎は高さ30〜80cm、切れば白い乳液をだす。
下方の葉は長い柄があるが、上方では無柄となり粗い毛がある。
根生葉は卵心形で花期には枯れる。
茎葉は互生し、長さ5〜8cm幅1.5〜4cmの三角状卵形又は披針形で不沿いな鋸歯がある。
茎の上部に長さ4〜5cmの大きな釣り鐘形の花をつける。
花冠は淡紅紫色又は白色で濃色の半天があり先は浅く5裂する。
萼片の湾入部には反り返った付属体がある。山地のヤマホタルブクロには付属体はないが湾入部が膨らむのが特徴。
雄しべ5雌しべ1、子房は下位で3室に分かれ、萼の裂片と裂片の間に丸いふくらみがある。
花期6〜7月。
分布日本全国。

参考図鑑:長田原色野草図鑑P155を参考とします。湾入部に付属体のないヤマホタルブクロがある。



01.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 日当たりのよい道路沿いに群生。その近くにシロバナの花をつけた種が群生。ホタルブクロかもしれないので後日記録し報告。




02.11年07月13日 ヤマホタルブクロ 採取した固体の丈80cm。葉は互生。茎は直立。




03.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 茎は直立し赤褐色で白い毛がある。茎に浅い稜がある。断面は遠景。




04.11年07月13日 ヤマホタルブクロ 根は白く沢山出ておりますが、根の力は普通です。手で引き抜けばすぐに抜けます。




05.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉は互生で葉の長さ5〜8cm幅1.5〜4cmの三角状卵形又は披針形。葉柄に翼がある。




06.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉の表裏側毛がある。




07.10年06月29日 ヤマホタルブクロ 葉の縁は不揃いな鋸歯があり、葉の縁にもけがある。




08.10年06月29日 ヤマホタルブクロ 葉の先は鈍頭。




09.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉の基部は円形。柄に翼がある。




10.09年06月26日 ヤマホタルブクロ 茎の上部に長さ4〜5cmの大きな釣り鐘形の花をつける。




11.09年06月26日 ヤマホタルブクロ 花被外側と内側に毛が密生失する。




12.09年06月28日 ヤマホタルブクロ 内側には紫色の斑があり、内部には雌しべが1個と,雄しべが5個見える。




13.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 萼は5個。




14.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 萼裂片の湾入部に膨らみがあるだけで反り返る付属片がない。山地のヤマホタルブクロには付属体はないが湾入部が膨らむのが特徴。




15.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 花の内部。A=子房は下位で3室に分かれるB=枯れたような雄しべ5個。C=花柱は白色で無毛。D=柱頭には花粉がついているようです。E=先端の柱頭ぶは2裂しているようです。




16.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 雄しべ5雌。枯れたようになって捻れている。




17.11年11月12日 ヤマホタルブクロ 花姿がそのまま残っています。A=矢印は雌しべですが、これが落ちるとB=種子が散布される仕組みのようです。種子は楕円形で扁平で長さ1mmほどで、種子の縁が白い翼のようなものがついている。種子自体の色は薄茶色。




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