14年09月11日 シダの会 能代市風の松原内調査
このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
最初はルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。
佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後世に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ我々も知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。
14年09月11日は、Oさんから変な草があると言うことで調査に向かうことになりました。
その途中にクサフジかツルフジバカマの同定ができないものがようやく花が咲き出してきましたので主にこの2種を調べに行きました。
遠い場所にあるため散歩も兼ねて行くことにしましたが、最近急に薮蚊が多く発生しておりちょっと立ち止まるとすぐに蚊がよってきて刺されてしまいますので皆さん蚊取り線香を携帯して歩きます。おかげで今日は一度も刺されなくてすみました。
歩道を歩くとイタドリの雌花と雄花が咲いています。又ハイミチヤナギとミチヤナギの違い。それからクサフジとツルフジバカマの所に行き観察した結果ツルフジバカマと同定いたしました。
次にOさんの疑問の固体を見に行きました。シロザ、アカザの雰囲気に似ていましたが葉の形が全く違うことで、今日持って行った日本の野生植物フィールド版ではちょっと調べても解りませんでしたが、佐藤さんがおそらくハマアカザかホソバハマアカザということで帰ってから調べてみましたらその通りでした。まだ同定はできませんが次回にまで報告できると思います。
そこにはネコハギ、サワヒヨドリ、ミソハギ、オトギリソウ、アキノノゲシ等が咲いておりいい観察地帯です。Oさんに感謝です。
明日から早速記録をするつもりです。
それからシロバナサクラタデを探しに行きましたが残念ながら見つけることはできませんでした。
私の目はあてにはできませんが皆さんの目は凄い。いろいろ観察できてメンバーの皆さんに感謝です。
今日観察したときの写真を時系列で掲載致します。
写真については明るさを1目盛り明るくしたまま記録してしまいましたので見づらいかもしれませんがご容赦をしてください。
01.アカバナ
02.ツリフネソウ
03.キツリフネ
04.ツユクサ
05.ツルフジバカマ
06.熱心に観察し記録をするいつものメンバー。
07.ミゾソバ
08.ヤブマメ
09.マルバフジバカマ
10.カシワの殻斗
11.ハマアカザ?らしきものを観察記録。又風の松原内で空いたらしく記録されものを見つけました。
12.ハマアカザ?
13.アオジソ。私の大好物です。
14.ネコハギ
15.ミソハギ
16.アキノノゲシ
17.オトギリソウ
18.ガンクビソウ
19.サワヒヨドリ。探し求めていたものです。ようやく会えることができました。
20.ナンバンハコベ。まだ咲いていました。
次回も風の松原内の調査です。