能代市風の松原植物調査

15年10月07日 シダの会 能代市風の松原内調査

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。



15年10月07日 シダの会 風の松原内調査。

今日は千葉大学の土田さんという方が、私のブログを見て風の松原内にあるキジカクシ科のジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、ナガバジャノヒゲ、ヤブラン、ヒメヤブランを見たいと言うことで今日来ることになりました。
私一人の対応では無理と思い、シダの会のメンバーの協力を仰ぎました。我々のシダの会の定例会は8日でしたが一日前倒しで調整していただきました。
その前に少しでも近道とヤブコギの労力と時間の短縮を図るため3日に刈り払いをしておきました。

今日、予定通りサンウッド9時集合と言うことで皆さん揃いましてすぐに調査開始です。
土田さんは各地のキジカクシ科の収集をされておりDNAを調べているようでした。
まず最初ジャノヒゲから始まってナガバジャノヒゲについては個体数が少なく我々が観察するするものがなくなりますので小さい株を採取する。
次はヤブランですがこれは風の松原内には沢山ありますが名前の通り藪の中にありなかなか通常では観察出来る所がありませんので1/3だけ資料を採取しました。
ヒメヤブランですが、群落を2ヶ所見つけてありますが、このうち葉の長い固体がヒメヤブランとは違うようなんです。これは私たちも調べてみる必要がありそうです。
それとオオバジャノヒゲですが群落は1ヶ所しかありませんが当初から見ると相当にエリアを広げて大群落を形成しています。今年相当花が咲いたようで果実が沢山ついておりました。
最後に別のヒメヤブランの調査ですがまさしくこれがヒメヤブランの固体であることがわかりました。ここの場所はそんなに株があるわけではないので2固体だけ採取。でもヒメヤブランは野原に沢山あるんですが風の松原内にはそんなにあるわけではありません。

土田さんには駆け足調査をさせて申し訳ありませんでしたが何とか午前中に終わることが出来ました。
土田さんの調査結果が待ち遠しい。
今日の調査記録を簡単に掲載します。




01.15年10月07日 シダの会 サンカクヅルの果実。今年はあまり実をつけて降りませんでした。







02.15年10月07日 シダの会 ナギナタコウジュ 左は花。右は果実期に入っています。







03.15年10月07日 シダの会 ナガバジャノヒゲの検討するメンバーと土田さん。







04.15年10月07日 シダの会 毎回々かられて大きくなれないヤブランの花。







05.15年10月07日 シダの会 ヒメヤブラン? 佐藤さんと土田さんが検討。ここの固体がヒメヤブランとすれば固体が大きすぎる。







06.15年10月07日 シダの会 ナツヅタ 風の松原内も秋の景色になってきた。







07.15年10月07日 シダの会 オオバジャノヒゲ 資料を記録する土田さん。







08.15年10月07日 シダの会 オオバジャノヒゲを観察するメンバー。







09.15年10月07日 シダの会 ヒメヤブラン 見本のような標本。果実を2個つけていました。







10.15年10月07日 シダの会 秋田の植物の目録を説明する佐藤さん。土田さん満足してくれたでしょうか。キジカクシ科の駆け足調査でした。






メンバーのおかげで無事に土田さんを案内させることが出来ました。ありがとう御座います。感謝です。

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