能代市風の松原植物調査

 15年10月22日 シダの会 能代市風の松原内調査

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。



15年10月22日 シダの会。今日はいつものように風の松原内の調査です。
風の松原内も紅葉が始まってきており、木々の葉も色づき又落とし初めております。
又ツタウルシ等の紅葉もきれいです。
今日は、佐藤さんからルーペの会の展示物に使いたいもので「キカラスウリ」の果実を探してもらいたいということでしたので特に注意して探しましたが今日のルート上には残念ながらありませんでした。いつも沢山目に入ってきますが不思議です。
落合さんは今年は果実がなるものがなっていないとのこと。やはり天候不順の為でしょうか?。
それと私が忘れてしまったヒメシダ、タニヒゴの場所が解らなくなり探して頂きようやく解りました。
今日の観察会は、花もほとんど終わり果実が主になりました。
それと私が気にもしていなかったものにキクイモがありました。2002年調査の目録にありません。
又オオツルイタドリのはっきりとした固体が見つかりました。
でもツルタデの固体がなくなりました。1年草なのでもう出てこないのかも?。
でも来年に期待したいと思います。
それでも風の松原内だけですが、毎回シダの会で、何かしらの新しい発見があります。
凄いメンバーの方々です。
次回は11月になりますが八峰町の真瀬方面に行く予定です。果たして何が見られのか今から楽しみです。



01.15年10月22日 シダの会 私が探しても解らなかったヒメシダ・タニヒゴを探して頂く。







02.15年10月22日 シダの会 ヒメシダ(ヒメシダ科)の胞子嚢。







03.15年10月22日 シダの会 タニヘゴ(イワデンタ科)の胞子嚢。







04.15年10月22日 シダの会 風の松原内も紅葉してきました。きれいに色づいたツタウルシの紅葉。







05.15年10月22日 シダの会 ヤマトアオダモ(モクセイ科)の幼木について検討するメンバー。







06.15年10月22日 シダの会 オオヨモギ(キク科)の果実。







06.15年10月22日 シダの会 ヒロハヘビノボラズ(メギ科)の果実。







08.15年10月22日 シダの会 シオデ(ユリ科)黒く熟した果実。風の松原内ではどこでも見られます。







09.15年10月22日 シダの会 サルトリイバラ(ユリ科)棘が鋭く太い。







10.15年10月22日 シダの会 キクイモ(キク科)キクイモの塊茎は大きくてサトイモのような形をしている。







11.15年10月22日 シダの会 イヌザンショウ(ミカン科)ようやくきれいな果実を記録できました。写真下は果皮が破れて種子がこぼれ落ちそうです。







12.15年10月22日 シダの会 メマツヨイグサ(アカバナ科)まだきれいに咲いていました。







13.15年10月22日 シダの会 センニンソウ(キンポウゲ科)果実はまだ赤く熟していませんが仙人のヒゲに似ています。







14.15年10月22日 シダの会 イボタノキ(モクセイ科)この木も沢山あります。果実は熟しています。







15.15年10月22日 シダの会 ノハラムラサキ(ムラサキ科)よく似たワスレナグサは花が直径8mmと大きく、萼には平伏した短毛がある。これが違いです。







16.15年10月22日 シダの会 オオツルイタドリ(タデ科)翼状になった外花披片の周囲が赤く縁取られるのが特徴で、ツルタデ(ツルイタドリ)との違いである。ツルタデを探してみたがありませんでした。







17.15年10月22日 シダの会 ノアザミからオオノアザミ(キク科)に変更します。頭花は径3〜4cm程度で上向きにつく。 総苞に毛があり、外片の先は尖って斜め上に開く。









18.15年10月22日 シダの会 アズキナシ(バラ科)果実が梨の果実に似ている為につけられた。食べて見たが美味しくない。







19.15年10月22日 シダの会 マルバフジバカマ(キク科)アメリカ原産の帰化植物。それにしても風の松原内一面にあります。






又来月をお楽しみに。
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