能代市風の松原植物調査

15年11月25日 シダの会 能代市風の松原内調査

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。


15年11月25日 シダの会。
今日は寒さが厳しいが、針葉樹を見に行こうと言うことで公園内を見て歩きました。
数は少ないが大変有意義な観察会になりました。
それにしても針葉樹の同定も難しくて図鑑を持ち寄っての観察会になりました。
果実が全く稔らない木があったり、他では小さくても沢山の果実をつけていたりします。
どうしてこのようなことがおきるのか不思議でなりません。
それにしても今年は暖冬で今まで見られなかった花も見られました。自然界は疑問だらけです。
今年の観察会は今回で終了し、次回は3月から又観察を始めます。





01.15年11月25日 シダノ会 アカエゾマツ(マツ科) いつものメンバーで検討した結果アカイゾマツに決定。ようやく落ち着いた感じ。














02.11年11月25日 アカエゾマツ(マツ科) 球果長さ5〜9cm。種鱗の長さ1.5cm。種子は長さ3〜4mm。







03.15年11月25日 シダノ会 アカエゾマツ(マツ科) 葉は太くて短い。葉の横断面は菱形で4面に白い気孔帯がある。写真下、A=葉枕は突出する。







04.15年11月25日 シダノ会 ドイツトウヒ(マツ科) 球果は長く15cmの固体。







05.15年11月25日 シダノ会 モミ(マツ科) 球果は4〜7cmの固体。







06.15年11月25日 シダノ会 モミ(マツ科)写真上が種鱗で長さ2cmで幅2.5cmで下に沢山落ちていた。写真下が種子で長さ17mmで翼がある。








07.15年11月25日 シダノ会 ゴヨウマツとキタゴヨウの比較検討。球果が小さいのがゴヨウマツで、大きいのがキタゴヨウ。







08.15年11月25日 シダノ会 キタゴヨウ(マツ科) キタゴヨウの球果。長さ5〜7cm径3.5〜4cmの卵形。先端がまるい。







09.15年11月25日 シダノ会 ウラジロモミ? 悩むメンバー。







10.15年11月25日 シダノ会 コウヤマキ(コウヤマキ科) 落ちている初めて見る球果。いつもは高くて、それも数が少なくて記録できませんでしたが今回は落ちていたのを拾い記録できました。







11.15年11月25日 シダノ会 コウヤマキ(コウヤマキ科) 写真上は、長さ8cm径5cmの固体。写真下は種子で、種子の長さは12mmの卵形で周囲には狭い翼がある。








12.15年11月25日 シダノ会 コウヤマキ 雄しべ。もう膨らんできている。







13.15年11月25日 シダノ会 マメグンバイナズナ(アブラナ科) 花は緑白色で径3mm程度。







14.15年11月25日 シダノ会 アオツヅラフジ(ツヅラフジ科 )沢山の果実をつけていた。果実の中の種子はアンモナイトに似ている。







15.15年11月25日 シダノ会 オオイヌタデ(タデ科) 別名アカマンマ。きれいに花をつけていた。







16.15年11月25日 シダノ会 ヒメジョオン(キク科) 今時見られるとは思っていなかった。







17.15年11月25日 シダノ会 ブタナ(キク科) いつも風の松原内では最後まで咲いている花ですがくたびれたようです。冠毛をつけいつでも旅立てるようにもしているようだ。







18.15年11月25日 シダノ会 イヌホオズキ(ナス科) イヌホオズキの花は白色。アメリカイヌホオズキの花は紫色で区別する。







19.15年11月25日 シダノ会 アキノノゲシ(キク科)花もしぼみがちです。







又来年も宜しく。
inserted by FC2 system