アオツジラフジ(青葛藤) (ツヅラフジ科) 落葉つる性木本。
低地の草原や道端、林縁などに生える。枝は淡黄褐色の毛が生える。
つるは右巻き。葉は互生。
葉身は長さ3?12cm、幅2?10cmの広卵形?卵心形。葉の形は変化が多く、ときに浅く3裂する。
縁は全縁。両面とも淡黄褐色の毛がある。葉柄は長さ1?3cm。
雌雄別株。枝先と葉腋に小さな花序をだし、黄白色の花をつける。
花弁と萼片は6個。雄花の雄しべは6個。雌花には雌しべ6個と仮雄しべが6個ある。
花弁の先は2裂する。
子房が6個の心皮に分かれ、花後に心皮が離れ、各々が1個の果実になる。
果実は核果。直径6?7mmの球形で、10?11月に粉白を帯びた黒色に熟す。
核は直径約5mm。中心がへこんで、まるまった芋虫(アンモナイト)のような形をしている。外面には横方向に、やや細かいしわがある。別名カミエビ。
花期は7?8月。
北海道、関東地方以西?沖縄。
01.09年07月31日 アオツジラフジ 日当たりのよいところで他物に絡んで生育。
02.10年11月02日 アオツジラフジ 大群生とたわわに実った果実。
03.09年07月31日 アオツジラフジ 茎の色は赤褐色に見える。
04.11年12月05日 アオツジラフジ ツルに毛がある。ツルの断面は角ばって六角形に見える。芯に髄が詰まっている。
05.09年08月01日 アオツジラフジ 蔓に毛がある。つるは右巻き。
06.09年07月31日 アオツジラフジ 葉は互生。葉の形は、広卵形〜卵心形で、変化が多く、3裂することもある。全縁で、長さ2〜4pの柄がつく。
07.09年08月01日 アオツジラフジ 葉の表側無毛。葉の縁波状の鋸歯がある。葉の裏側に毛がある。.
08.09年08月01日 アオツジラフジ 葉の先は鈍頭で微突起がある。
09.09年08月01日 アオツジラフジ 葉の基部は切形で、葉柄は15mm。
10.09年07月31日 アオツジラフジ 雄花。雄しべは6個。
11.アオツジラフジ 雌株の雌花で柱頭6個。。花弁は6枚で、雌しべ先端部は2裂している。写真では3枚のように見えるが、花弁の背後の萼片も6枚ある。
13.11年07月13日 アオツジラフジ 花の径5mmで後ろの萼片は緑色で小さい。
14.09年09月20日 アオツジラフジの果実が熟してきた。非常にきれいな色です。白い粉がふいてきている。
15.09年10月19日 アオツジラフジ 種子はアンモナイトの化石のようです。
16.11年12月05日 アオツジラフジ 葉痕は楕円形。
18年03月01日 一部訂正して投稿。