能代市風の松原植物調査


オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) (ゴマノハグサ科)越年草。


茎は根元でよく分かれして直立し10〜25cm程度になる。、地面を這って四方に広がる。

葉は長さ、幅とも0.6〜1cmの卵円形で1〜5cmの柄があり、ふちには4〜8個の鈍い鋸歯がある。茎の下部では対生し、上部では互生する。

葉の脇にルリ色の花を、1個ずつつける。花柄は1〜2cm。花冠は青色で直径7〜10mmで4裂し、上部の裂片がやや大きく、色も濃い。萼も4裂する。雌しべは1本、雄しべは2本。

果実はさく果、長さ約4mm、幅6〜7mmで平たく、ふちにだけ長い毛がある。
種子は長さ約1.8mmで、背面は膨れて横しわがあり、腹面に凹みがある。

花期は3〜4月。ユーラシア・アフリカ原産。



01.11年04月22日 オオイヌノフグリ 早春から淡い青紫色の花を咲かせ始めています。現在風の松原の入り口に行くと一番最初に迎えてくれるのがこの花です。




02.11年04月22日 オオイヌノフグリ 茎は地表を這い株立ち状になり茎が沢山分枝しています。




03.11年04月22日 オオイヌノフグリ このオオイヌノフグリ群生しておりこのように株分けするのも一苦労です。根は細く互いの株と値が絡んでおります。根張りは結構あります。




04.11年04月22日 オオイヌノフグリ 茎に毛があります。




05.11年04月22日 オオイヌノフグリ 茎の断面ですが円に近いです。芯は中空ではありません。




06.11年04月22日 オオイヌノフグリ 葉は下部では対生し、上部では互性する。




07.11年04月22日 オオイヌノフグリ 葉の変異。左から、下から上の葉の状態です。葉の表側です。葉は卵円形で縁には鈍い鋸歯があります。




08.12年04月13日 オオイヌノフグリ 標準的な葉の表裏。




09.11年04月22日 オオイヌノフグリ 葉の表側に毛があります。葉の縁には鋸歯もあり、葉先は鈍頭。




10.11年04月22日 オオイヌノフグリ 葉の基部は切形〜心形で、葉柄に毛があります。




11.11年04月22日 オオイヌノフグリ 葉の裏側ですが、脈が浮きでています。そして裏側にも毛があります。




12.11年04月22日 オオイヌノフグリ 果柄が長いのが特徴で、果柄に毛があります。




13.11年04月22日 オオイヌノフグリ オオイヌノフグリの花柄は長く花が目立つ。タチイヌノフグリは葉の下に隠れるように花がつく。ここも違うところです。




14.11年04月22日 オオイヌノフグリ 花弁は4枚で基部で合着し、花径は7〜10mm。雌しべの柱頭が見えず残念。




15.11年04月22日 オオイヌノフグリ 花がすぐに萼から降りてしまう。花弁4個。花径12mm程。




16.11年04月22日 オオイヌノフグリ 萼は4個で縁に毛がある。




17.13年10月24日 オオイヌノフグリ 果実は毛に覆われている。




18.13年10月24日 オオイヌノフグリ 種子は長さ約3o以内の内面が窪んだ卵形。種子の腹面は凹んでいる。丸印がエライオソーム。




19.11年04月22日 オオイヌノフグリ 左側タチイヌノフグリとオオイヌノフグリの皮革写真。圧倒的にオオイヌノフグリが大きく、タチイヌノフグリは真っ直ぐ立つのと花が隠れてつきます。オオイヌノフグリは花柄が長く花が大きく目立つ。茎は地を這うし分枝が多い。



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