能代市風の松原植物調査


エビネ
(海老根) (ラン科)多年草


林内に生え、高さ30〜50cmになる。

葉は2〜3個根生し、長さ15〜30cm幅4〜6cm。

多数の花芽総状につく。花はほぼ横向きに平開する。普通萼片3個と側弁花2個は褐紫色で唇弁が淡紅白色だが、時に萼片、側花弁が淡緑色。唇弁が淡黄白色のものがある。
2〜3個の苞がある。がく片と側花弁は赤褐色、褐色、黄褐色、緑褐色、緑など。
唇弁は白または薄紫紅色。萼片は狭卵形、側花弁は倒卵状披針形、共に先はとがる。
唇弁は三つに裂け、左右の裂片が広い。中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。唇弁の基部は深く凹んで後ろに突出し、長さ0.8〜1.0cmの距となる。

花期4〜5月。北海道(西南部)〜沖縄まで。



01.11年05月24日 ジエビネ 生育姿。解りやすく方眼紙を敷いてみました。




02.11年05月24日 エビネ 新しく茎が立ち上がってきた。




03.11年05月24日 ジエビネ 茎に毛がある。




04.11年05月24日 ジエビネ 茎に包葉又は葉鞘のようなものがある?。




05.11年05月24日 エビネ 長さ15〜30cm幅4〜6cm。薄く、形は長楕円形から倒卵状披針形で先は尖り、縦に5本の脈がある。基部は細い葉柄になる。 




06.14年05月13日 エビネ 葉の蕾が膨らんできた。




07.11年05月24日 ジエビネ 沢山のの花をつけ重たいのかたわんでいる。




08.11年05月24日 エビネ 花は葉腋から出る。




09.11年05月24日 エビネ 花径30〜35mmの固体。萼片5個。




10.11年05月24日 ジエビネ 花正面からと上から記録した1個の花。




11.11年05月24日 エビネ A=唇弁3裂。B=中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。写真下はその先端のアップ記録。C=葯帽。D=萼片。E=花柄。F=距。




12.11年05月24日 ジエビネ 写真上の葯帽を開いて見たらAヶ所に雌しべが2個入っていた。写真下。




13.11年05月24日 エビネ 花を半分に切断。Aは雌しべで、Bは雄しべ。



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