アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊) (キク科)2年草。
茎の高さ50〜100cm、
根生葉は羽状に深裂して大きなロゼットを作る。茎はロゼットの中央から立ち上がり、全長にわたり著しい翼があり、ひれはするどいとげがある。
茎葉は羽状に深く裂け、裂片の先やへりにはするどいとげがある。上面は緑色で硬い短毛があり、下面は綿毛が多く白色。
頭花は枝状に1〜3個付き総苞は長卵形で巾2〜4cmで総苞片は線形で先はみな鋭い棘に終わる。花は紅紫色で両性、花冠は長さ3〜4cm、冠毛は白色で羽状に分かれ花床アメリカオニアザミには長さ1〜2cmの白い剛毛状の鱗片がある。
果実は(そう果)は長さ3mm灰白色で冠毛基部で合着してまま脱落しやすい。
花期は6〜9月。ヨーロッパ原産
01.10年07月30日 アメリカオニアザミ 風の松原内にはそんなに本数があるわけではありませんが少しずつ増えてきているようです。全体が棘だらけで触ると痛い。葉は互生している。
02.11年08月15日 アメリカオニアザミ 冠毛をつけています。
03.09年12月07日 アメリカオニアザミ 冬季のロゼット。花期には根出葉は無くなる。
04.11年07月19日 アメリカオニアザミ 引き抜いて見ました。枝分かれが多い。鋭い刺のために家畜の害草となってきらわれている。花期には根出葉は無い。葉は互生です。
05.11年07月19日 アメリカオニアザミ 茎は縦に幾本も太い畝と窪みで筋になっていてきれいに葉とも連絡している。また多数の長いひれ状の翼があり、葉縁とそのまま連絡している。
06.10年07月30日 アメリカオニアザミ 茎は堅く、不揃いのひれ(翼)がつき、刺がある。茎は五角形に見える。葉が茎に抱いて出ているのが解る。
07.10年07月30日 アメリカオニアザミ 短くて太い直根を持つ。根は食用とすることができるようです。根張りは強い。
08.11年07月19日 アメリカオニアザミ 葉の形ですが、左側より下側につく葉で、右側に行くほど上側につく葉です。上に行くほど小さくなってきます。葉の形は複雑で私から見れば一つとして同じ形が無いように思われます。
09.11年07月19日 アメリカオニアザミ 羽状深裂している。標準的な葉の裏表の葉です。葉の表面は細かな鋭い刺に覆われ、葉の先には長い刺がある。葉の色は深緑色で裏面は色が薄い。
10.11年07月19日 アメリカオニアザミ 葉の表面は細かな鋭く硬い刺に覆われている。葉脈はかなり太く、表からははっきり窪み裏からはかなり強い畝になっている。目立つ。
11.10年07月30日 アメリカオニアザミ 葉の先に棘がある。
12.11年07月19日 アメリカオニアザミ 葉は羽状に深裂し縁に毛がある。
13.10年07月30日 アメリカオニアザミ 葉柄にも毛と言うより棘がある。
14.11年07月19日 アメリカオニアザミ 葉の基部は突き出た刺のように茎につく。基部ですが折ると乳液が出てきます。
15.09年12月10日 アメリカオニアザミ 葉柄の切断面。
16.10年07月30日 アメリカオニアザミ 葉の裏側にも毛があります。
17.10年07月30日 アメリカオニアザミ 花は頭花の径で3.5cmから4cm程度。棘状で強く開出した大量の片で構成される卵形の総苞の上に赤紫の大量の筒状花をつける。
18.11年07月19日 アメリカオニアザミ やくの内側がさけて花粉が筒の中にたまります。その筒の中をめしべは花粉をおしてのびていきます。
19.11年07月19日 アメリカオニアザミ 筒状花を縦に切断したものです。
20.11年07月19日 アメリカオニアザミ 雌蕊部。花粉が一杯着いている。
21.11年07月19日 アメリカオニアザミ 雌雄部。
22.11年07月19日 アメリカオニアザミ 子房と冠毛部。
23.10年07月30日 アメリカオニアザミ 総苞は球形で刺に完全に覆われ、総苞片は粘着せず、幅が狭く、先は細くなり、先端に刺がある。
24.11年07月19日 アメリカオニアザミ 総苞片の鋭い棘。総苞には、汚くまとわりついた裂きイカのような感じの毛(くも毛)が大量に生える。
25.11年08月15日 アメリカオニアザミ 冠毛。
26.11年08月15日 アメリカオニアザミ 1個の冠毛。長く丈夫な放射状の冠毛を持ったごつい痩果です。よく見ると羽状に微細な毛が生えている。この毛があるためか全体にかなりふわふわ柔らかい感触。
27.11年08月15日 アメリカオニアザミ 痩果形状は偏平な細身の倒卵形、少し膨れていて断面は菱形。こげ茶色の掠れ模様がある薄いベージュで、微毛が密生している。