能代市風の松原植物調査


オオダイコンソウ
(大大根草) (バラ科)多年草。


山野に生え、ダイコンソウに似ているが全体にやや大型で、1mを越えるものもある。粗くて長い毛が多い。

果実は長さ2〜2.5cmの楕円形の集合果(ダイコンソウは円形)を作る。

根生葉は大型で奇数羽状複葉で、頂小葉は大きく、先がとがり、粗い鋸歯がある。側小葉は3〜4対ある。
茎につく葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
托葉が大きく、鋸歯がある。茎葉は3小葉。托葉の長さは15〜25mm。

茎先に花径15mmから20mmの黄色い5弁花をつける。花弁は落ちやすい。
花托状に雌しべに混じって生える毛はオオダイコンソウででは長さ1mmで、ダイコンソウでは2〜3mm。雌しべ、雄しべがともに多数ある。但し萼は果時まで残り早落性の萼をもつキンポウゲ科から見分けられる。

花期6〜9月。北海道本州北部。


調査中

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