能代市風の松原植物調査


オオツルイタドリ(大蔓虎杖) (タデ科)ツル性1年草。


河原や荒れ地、石垣などに生える。

茎は細く蔓になって他物に巻き付き長さ長さ1mになる。

葉は長さ3〜6cmの卵形で先は尖り基部は心形。葉の縁や脈状には乳頭状の突起がある。
托葉は鞘状、長さ3〜6mm、膜質で毛がない茎の先や葉腋に短い花序を出し、淡緑色又は紅紫色を帯びた(翼状になった外花披片の周囲が赤く縁取られるのが特徴で、ツルタデとの違いである)。

花を疎らにつける。花被は5裂する。雄しべ8、雌しべ1よりなり、雌しべには花柱3がある。

花のあと花被片3個は翼状に大きくなり3稜形のそう果を包む。
果皮に包まれた果実は倒卵形で基部は次第に細くなって柄に続く。

花期8〜10月。北海道、本州(近畿地方以北)。



01.12年10月03日 オオツルイタドリ 他物に絡んで生育。




02.12年10月03日 オオツルイタドリ ツルに稜があり6角形に見える。.




03.12年10月03日 オオツルイタドリ ツルの先端部。




04.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉は互生。




05.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉は長さ3〜6cmの矢じり状卵形で先は尖り基部は心形。




06.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉の表無毛。




07.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉先は尖る。




08.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉の縁は波状の鋸歯。




09.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉の基部は腎形。




10.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉柄15〜30mmで無毛。




11.12年10月03日 オオツルイタドリ 葉の裏側に脈状に疎らに短毛がある。




12.12年10月03日 オオツルイタドリ 花被片5個。雄しべ8個。雌しべ1個。雌しべには花柱3がある。




13.12年10月03日 オオツルイタドリ 果皮を取り除いてみた。雄しべと、雌しべと子房。雌しべは3花柱。




14.15年10月22日 オオツルイタドリ 縁が赤く染まった果実。




14−2.12年10月03日 オオツルイタドリ 果柄に翼がある。




15.15年04月28日 オオツルイタドリ 熟した果実。翼がある。(現在まで保存)。





16.15年04月28日 オオツルイタドリ 果実は3稜形(写真下は横断面)で長さ約6mm、花柄長さ約5mm。




17.15年04月28日 オオツルイタドリ 種子は光沢があり3稜形(写真下は種子の横断面)。



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