能代市風の松原植物調査

アキノエノコログサ（秋の狗尾草）　（イネ科）１年草。


各地の道ばたや空き地に多く、日当たりのよい道端や空地などに生育している。エノコログサよりも全体的に大型。

茎は高さ50〜100cm。葉は広い線形で基部は次第に細くなり、ねじれて表面が下を向く。

葉の表面にやや紫色を帯びた毛が密生するのが特徴である。
葉鞘の縁は有毛。葉舌は毛状。

花穂は長さ5〜20cmの円柱状で先は湾曲して垂れる。花穂の外側に細長い毛(刺毛)が密生して付き、緑色のものが多い。
小穂はエノコログサより大きく、長さ2.8〜3�oの卵形で、第一苞穎は小穂の基部を取り巻き、長さは小穂の1/3〜2/5、第二苞穎は小穂と同長。第二小花の護穎はやや革質で光沢があり、内側に曲がったへりで、同質同長の内頴を抱く。

果実は長さ約2mmの広卵形。

花期は8〜9月。北海道〜九州。



０１．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　風の松原内では陽当たりのよい道路端によく生育しています。

０２．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　引き抜いてみた全草。花茎は意外と真っ直ぐに伸びて枝分かれが多い。

０３．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　根の力は普通。手で引き抜けば引き抜ける程度です。

０４．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　茎は無毛。

０５．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　茎は節で曲がる。

０６．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　葉は意外と幅が広く長い。上が表側。下が側が裏側の葉です。長さ10〜30cm、巾8〜20mm。

０７．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　表側葉に毛がある。赤線ヶ所の葉の縁に毛状毛縁があります。

０８．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　葉の先は尾状鋭尖形。

０９．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　葉の裏側無毛。

１０．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　花穂は長い円柱状で、長くて10cm位あります。そしてこのように穂を垂れています。

１１．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　穂の一部ですがまだ花が最低なようです。

１２．１０年０９月１８日　アキノエノコログサ　小穂。

１３．１３年１２月０３日　アキノエノコログサ　果実。

１４．１３年１２月０３日　アキノエノコログサ　果実は長さ約2�oの広卵形。

１５．１３年１２月０３日　アキノエノコログサ　刺毛。