能代市風の松原植物調査


オオキンケイギク(大金鶏菊) (キク科)多年草


高さ0.3〜0.7mになる。根元から多数の茎を伸ばして株立ち状になります。

根生葉は長柄があり、3〜に5小葉に分裂している。
茎上の葉は主として茎の下半部に集まり、上方のものは分裂せず、両面とも粗い毛がある。
葉は対生、一部は互生し、披針形でしばしば3裂し、裂片は全縁。

頭花は花弁は重なり合い、半八重で、径5〜7cm、総苞外片は8〜10個あって1列に並び、質厚く、総苞内片はやや質薄く大きい。
舌状花は橙黄色で、花冠の先は大小不同に4〜5裂、筒状花も同色で花床には長さ5〜8mmの細長い鱗片がある。

果実は扁平、黒色で光沢を欠きヘリは半透明のヒレ(翼)に取りまかれる。
キンケイギクも時に野生化、全体にやや小さく小葉がもっとまるく特に筒状花が紫褐色なので区別がしやすい。
花期は6〜8月。北米原産。



01.15年06月15日 オオキンケイギク 日当たりのよい所に群生している。茎は直立する。




02.15年06月15日 オオキンケイギク 採取した個体で丈70cm。写真左は一株状。右写真は小分けにした1本の花茎。掛けは1本〜2本に枝分かれして茎頂に花をつける。




03.15年06月15日 オオキンケイギク 相当数が束生して生育。




04.15年06月15日 オオキンケイギク 根は太く手で引き抜けるがそれなりの根張りがある。




05.15年06月15日 オオキンケイギク 茎には稜があり6角形の形をしている。心は空洞。写真下は茎の切断面。




06.15年06月15日 オオキンケイギク 1本の茎にそんなに多くの葉はつけない。根生葉。




07.15年06月15日 オオキンケイギク 茎につく葉。




08.15年06月15日 オオキンケイギク 根生葉は長柄(8cm程度)があり、3〜5小葉に分裂する。




09.15年06月15日 オオキンケイギク 羽状複葉の葉もある。




10.15年06月15日 オオキンケイギク 葉の表側は疎らに長毛がある。




11.15年06月15日 オオキンケイギク 葉の裏側全体に長毛がある。




12.15年06月15日 オオキンケイギク 葉先鈍形。




13.15年06月15日 オオキンケイギク 葉の縁は無鋸歯だか毛がある。




14.15年06月15日 オオキンケイギク 葉の基部は鋭い楔形。




15.15年06月15日 オオキンケイギク 葉柄は長く無毛。




16.15年06月15日 オオキンケイギク 花径6cm。




17.15年06月15日 オオキンケイギク 舌状花は8個。




18.15年06月15日 オオキンケイギク 1個の舌状花の長さ3cm。先は4裂の個体。




19.15年06月15日 オオキンケイギク 舌状花を取り除いた筒状花。総苞片は開いたものと花盤を包むような総苞片がある。




20.15年06月26日 オオキンケイギク 花を縦に切断した断面。Aー舌状花。B=総苞外片。C=総苞内片。D=筒状花。




21.15年06月15日 オオキンケイギク 雌しべは長さ10mm。A=柱頭。B=葯。C=花冠裂片。D=花冠カップ状部。E=花冠管状部。F=子房。この時点では冠毛は記録できなかった。




22.15年06月26日 オオキンケイギク 舌状花の子房。子房の長さ2mmの固体。




23.15年06月15日 オオキンケイギク 花を裏側から見たA=総苞外片とB=総苞内片。写真下はA=総苞外片を取り除いてみた総苞内片は8個。




24.15年06月15日 オオキンケイギク 写真上は総苞外片で、長さ9mmで縁が透明感があり縁に毛がある。写真下は総苞内片で、長さ7mm。




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