能代市風の松原植物調査


タニへゴ
(谷ヘゴ) (オシダ科)夏緑生。


山地寄りの湿地や溜池畔などに生える夏緑性の大型シダ。
根茎は直立し、鮮緑色で革質の葉を多数束生する。葉は直立し、ときに1mほどにもなる。
短い葉柄には淡褐色で広披針形〜楕円形全縁の大型鱗片をやや密につける。
葉身は1回羽状複葉で、羽片30〜40対あるいはそれ以上あり、浅〜深裂する。
葉身中央部より葉柄に向かって羽片がしだいに縮小し、葉身の幅が狭くなって全体が倒披針形となる。
ソーラスは大きく、中肋近くに並び、苞膜は円腎形で全縁。分布:北海道、本州、四国、九州 。(参考文献西宮湿性)



01.12年04月26日 タニヘゴ 生育姿。




02.12年04月26日 タニヘゴ 今の時期は新しい新芽の出始。




03.12年04月26日 タニヘゴ 現在の葉ですがまだ青々としていますが先端部分がありません。




04.12年04月26日 タニヘゴ 下の羽片が短く、羽片の基部の裂片が耳状に突出。




05.12年04月26日 タニヘゴ 下側の小羽片は対生。




06.12年04月26日 タニヘゴ 小羽片中軸の方では対生で長さは長いもので6cm程。




07.12年04月26日 タニヘゴ 上側に行くと小雨片は互生になる。




08.12年04月26日 タニヘゴ 小羽片は一枚の葉です。これは表側。




09.12年04月26日 タニヘゴ 小羽片の最下段の裂片は大きい。




10.12年04月26日 タニヘゴ 葉の表側は無毛。このように凹んだ脈がある。




11.12年04月26日 タニヘゴ 葉裏無毛。主脈が黒く浮きでている。




12.12年04月26日 タニヘゴ 葉先は尖る。




13.12年04月26日 タニヘゴ 葉の縁には深い鋸歯があり、凹んだ溝が鋸歯縁まで伸びる




14.12年04月26日 タニヘゴ 葉柄は短く無毛。




15.12年04月26日 タニヘゴ 胞子嚢群は羽片の中肋寄りに1列に並ぶ




16.12年04月26日 タニヘゴ 胞子嚢の小さい卵の寄せ集めみたいです。苞膜は縦にやや長い腎形で全縁。




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