能代市風の松原植物調査


ツルマンネングサ (蔓万年草) (ベンケイソウ科)多年草。


都市近郊に多く、河原や石垣などにもよく見られる。

全体無毛で多肉。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。

節部より発根し花のある茎は立ち上がって10〜20cmで、茎の断面はほとんど円形。

葉は無柄で3個ずつ輪生し、淡緑色〜黄緑色で、長さ1.5〜3cm、幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形で、淡緑色でかすかに光沢がある。

多数の黄色花がかさ形に広がった花序を作る。花は無柄、萼片は5個で緑色の多肉質で、長さ4〜5mm。花弁5個で長さ7〜8nmm、雄ずい10個で葯は長さ0.8〜1mm。
心皮は5個で離生し淡緑色で直立する。花径1.5〜1.7cm。裂開前の葯は橙赤色。
日本のものはふつう結実しない。

花期は6〜7月。朝鮮、中国東北部原産.。




01.16年06月11日 ツルマンネングサ 地べたを這い高さも低いのでので刈り払いからも逃れ繁殖が旺盛である。




02.16年06月11日 ツルマンネングサ 採取した固体。採取しようとするとすぐに茎が折れてしまいなかなかいい固体の採取が難しかった。全体無毛で多肉。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。 




03.16年06月11日 ツルマンネングサ 節部より発根し花のある茎は立ち上がる。




04.16年06月11日 ツルマンネングサ 根は無毛で断面は円形。




05.16年06月11日 ツルマンネングサ 茎は無毛で断面は三角形をしている。赤い斑点がある。




06.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉の変異。長さ5〜12mmの幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形。




07.16年06月11日 ツルマンネングサ 標準的な葉の表裏。




08.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉は無柄で3個ずつ輪生し、淡緑色〜黄緑色。




09.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉の表無毛。葉の縁は無柄。




10.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉先尖る。




11.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉の基部は楔形で無柄。




12.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉裏無毛。




13.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉の断面は肉厚。(ぼけ写真)。




14.16年06月11日 ツルマンネングサ 葉の側面と裏側の記録。




15.16年06月11日 ツルマンネングサ 雄しべ10個。心皮は5個で離生し淡緑色で直立する。




16.16年06月11日 ツルマンネングサ 萼片は5個で緑色の多肉質で、長さ4〜5mm。径15mm程。




17.16年06月11日 ツルマンネングサ これは花弁?。花弁6個は狭長楕円形または倒披針形表裏とも無毛。。




18.16年06月11日 ツルマンネングサ 花柄5mmで無毛。




19.16年06月11日 ツルマンネングサ 雄しべ長さ5mmで花糸やや黄味をおび無毛。葯黄色。




20.16年06月11日 ツルマンネングサ 果実。種子は円形で黒色で凹凸がある。間違って他の種の果実を記録したのかも?。



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