能代市風の松原植物調査


トゲチシャ(棘萵苣) (キク科)1〜2多年草。


茎は花序以外の部分で枝を分けず高さ1〜2mになり、無毛で光沢があり、1列まれに多列の棘がある。
茎を傷つけると乳液を出す。葉は互生し、無柄で、葉面を茎に向けて立ち、やや光沢があって下面中央脈上に棘が並び鋸歯も棘状。

羽状に分裂した型と分裂した型とがある。葉の基部は耳状に茎を抱く。
総苞片の際まで托葉がある。

花枝は広く開き、頭花はまばらで舌状花のみよりなり径1.2cm程で、黄白色で、総苞片は3列に並び花冠の先に5歯がある。
頭花は長い花柄がある。

果実は長さ3mmで、淡褐色、上半分又はその縁に棘状の毛があり、果体の1.5〜3倍の長さの細いくちばしがある。冠毛は白色。

花期7〜9月。ヨーロッパ原産。



01.10年08月08日 トゲチシャ 風の松原内では僅かしか見ない植物です。茎が真っ直ぐ直に立っている。分枝が多い。




02.10年08月08日 トゲチシャ 基部から枝分かれ。茎は下で灰褐色。上部で緑色でつるつるした茎であるが所々に棘がある。矢印。




03.10年08月08日 トゲチシャ 葉は不規則な羽状に裂けている。葉は茎に抱き互生。葉は普通に出て後に捩れて横向きになる。




04.10年08月08日 トゲチシャ 写真上が表側。下が裏側の葉。羽状に深裂し、葉脈が白く目立つ。葉裏の主脈上に棘が1列につく。




05.10年08月08日 トゲチシャ 葉の表側無毛。




06.10年08月08日 トゲチシャ 葉の先端部ですが鋭頭で、葉の縁の縁に棘がある。




07.10年08月08日 トゲチシャ 葉の基部は耳状に茎を抱く。基部に托葉がある。




08.10年08月08日 トゲチシャ 鋸歯も棘状。




09.10年08月08日 トゲチシャ 葉裏の中央脈に1列に刺が並ぶのが特徴。




10.10年08月08日 トゲチシャ 葉の断面ですが、葉を切り取ると白い乳液が出てくる。葉脈が白く目立つ。矢印裏面の棘。




11.10年08月08日 トゲチシャ 蕾が沢山つく。




12.10年08月08日 トゲチシャ 花枝は広く開き、頭花はまばらで舌状花をつける。




13.10年08月08日 トゲチシャ 花は舌状花で5歯である。総苞片は3列に並ぶ。




14.10年08月08日 トゲチシャ 花の裏側から。総苞片がきれいに8個開く。




15.10年08月08日 トゲチシャ 花柄部は無毛で、総苞片の際まで托葉がある。



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