能代市風の松原植物調査


ジシバリ(地縛り)(キク科)多年草。


細長い茎が地面をはい、ところどころで根を下ろしてふえる。

葉は薄く、長い柄がある。葉身は長さ0.9〜3cm、幅0.8〜2.5cmの卵円形〜広卵形。

花茎は高さ8〜15cmになり、直径2〜2.5cmの黄色の頭花を1〜3個つける。
総苞は長さ0.8〜1cmの円柱形。内片は1列に並び、外片は小さい。そう果は4〜6mmの紡錘形。
やや扁平で先が細長いくちばし状になる。

花期は4〜6月。日本全土。



01.11年06月06日 ジシバリ やや軟らかい土の上に、白くて細い茎を四方に伸ばして、節ごとに根を下ろし、あたかも地面をしばるようにふえていくやっかいな雑草であることからきている




02.11年06月06日 ジシバリ 高さは22cmで直立する。




03.11年06月06日 ジシバリ 根は、赤褐色の部分は地表を這い、そこから細い根が地中に入っていますが僅かです。根の力は自立するだけの力しかない。




04.11年06月06日 ジシバリ 茎は無毛で、茎は真円ではなく稜があり6角形に見える。




05.11年06月06日 ジシバリ 葉は長さ1〜3cmの円形〜楕円形で、細長い柄がある。




06.11年06月06日 ジシバリ 写真上は表側の葉。表面は無毛で脈ははっきりしない。葉先は微突起。鋸歯はなく、基部も円形。写真下は裏側無毛。




07.11年06月06日 ジシバリ 葉基部は円形で、葉柄は長さ1.5〜2.5cm。無毛。




08.11年06月06日 ジシバリ 花を真上から。




09.11年06月06日 ジシバリ 花を横から撮ったものですが、雌しべのカールが解ります。萼片と総苞片。




10.11年06月06日 ジシバリ 柱頭しべがきれいにカールしている。




11.11年06月06日 ジシバリ 矢印=総苞片。




12.11年06月06日 ジシバリ 萼片8個。




13.11年06月06日 ジシバリ 花を半分に切断。矢印冠毛。




14.11年06月06日 ジシバリ 舌状花は5歯。




15.11年06月06日 ジシバリ 舌状花。A=柱頭。B=葯。C=花冠裂片。D=花冠管状部。E=子房。F=花冠ヘラ状部。




16.11年06月19日 ジシバリ 冠毛。




17.11年06月19日 ジシバリ 種子紡錘形で縦溝が10個あり、種子の先でカギ形に曲がる。



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