能代市風の松原植物調査


セイヨウハコヤナギ(西洋箱柳) (ヤナギ科)落葉高木。雌雄異株。


高さは15〜25m。樹形は高く箒状。
樹皮は灰褐色〜黒褐色で,縦に深く裂ける。株元からひこばえを生じやすい。

葉は互生し、三角形。両面とも無毛。葉縁には細かい鋸歯がある。
葉柄が扁平(ひらひらする)。

葉が出る前に穂状の花を付ける。花は目立たず、しかも高い位置につけるため咲いていても気づきにくい。
雄花穂は暗赤色、雌花穂は黄緑色。

花が終わってすぐ、房状で綿毛つきの種子をつけるのですが、すごい量の種子が風に飛ばされて空を舞います。地面は白くなって絨毯のようになります。

花期3〜4月。原産地ヨーロッパ。



01.09年11月11日 セイヨウハコヤナギ 晩秋のセイヨウハコヤナギですが、まだ葉を沢山つける。箒状に伸びる。雌雄異株。




02.10年01月17日 セイヨウハコヤナギ 下から見上げると枝が非常に多い。




03.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 強風により、倒木となりそれでも多少は根が地中に残り花を咲かせている。




04.10年01月17日 セイヨウハコヤナギ 樹皮は茶色で垂れに割れ、樹皮が厚く、このため割れ方が深い。幹の所々にコブ状のものがあり、ひこばえが多い。




05.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 本年枝と前年枝。




06.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 新芽ですが粘液を出しており粘る。




07.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 新芽ですがこれぐらいでもまだ粘りますが、時間がたつと粘りが無くなるようです。




08.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 長枝から枝分かれして短枝に葉が束生つきます。葉は互生。




09.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉は短枝に束生して7〜8枚つきます。




10.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉腋に出る托葉。




11.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 1個の短枝に促成する葉の数は7〜8枚です。葉は三角形。




12.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉の表側無毛。




13.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉の縁には不揃いな鋸歯がある。




14.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉の先は鋭尖頭。




15.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉の基部は切形。




16.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉の裏側は無毛。




17.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉柄は無毛。




18.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花序で花を開く前の果実です。ブドウのようです。




19.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌しべ花序は7〜8cm位の長さで垂れ下がる。




20.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花。




21.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌しべを縦に半分に切断したものですが白い冠毛のような雌花が沢山詰まっている。




22.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花。




23.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花満開状態。これが風に吹かれ飛散していく。




24.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花は真綿のようです。




25.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 雌花を落とした後の萼片。




26.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ これは果実の裏側から見た記録です。白いのが萼片で、緑色が果実の殻です。そう果が飛んで行こうとしている。




27.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ これが1個のそう果。




28.12年06月05日 セイヨウハコヤナギ 葉痕は楕円形で維管束3個。




29.10年01月17日 セイヨウハコヤナギ 葉痕と頂芽。



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