能代市風の松原植物調査


スイバ(酸い葉) (タデ科)多年草。雌雄異株。


道ばた、田畑のあぜにふつうに生育し酸味がある。
地下茎は短く太い。
茎は直立し高さは50〜80cm、円柱形でしばしば赤みを帯びる。

根生葉はむらがってつき、長柄があり、長楕円、鈍頭、基部は矢じり形で裂片は葉柄に平行する。
茎の中部の葉は披針状楕円形で鈍頭または鋭頭、基部は茎を抱く。

花は円錐花序につき、直径3mm、雄花序は雌花序より幅が広く、花は花被片6、雄しべ6よりなり、開花すれば下向きに垂れた雄しべが目立つ。
雌花は花被片6と1雌ずいよりなり雌ずいはの柱頭はルーペで見ると赤い毛糸の束(たば)ようで美しい。
雌花は花後子房の成長につれ、外の3片はそり返り、内側の花被は全縁で円いうちわのようになって中に果実を包む。

果実は長さ2mmほどで黒褐色で光沢がある。

花期5〜8月。北海道〜九州。



01.10年05月31日 スイバ 風の松原内に沢山あります。




02.09年05月01日 スイバ 根生葉。




03.10年05月31日 スイバ 茎に稜がある。




04.10年05月31日 スイバ 茎の切断面ですが芯は中空で何角形と言えばいいのでしょうか。ともかく多角形です。




05.10年05月31日 スイバ 葉は互生です。茎の下側についている葉には長い葉柄がある。




06.10年05月31日 スイバ 茎の上側につく葉は茎に抱く。




07.10年05月31日 スイバ 膜質の托葉がある。




08.10年05月31日 スイバ 左から下から上についている葉の変異。葉は長楕円状披針形で長い柄がある。茎の中程につく葉は柄が無く茎を抱く。




09.10年05月31日 スイバ 葉の表側表面無毛。




10.10年05月31日 スイバ 葉の先は尖る。




11.10年05月31日 スイバ 基部が矢じり形にきれこんでいるのがスイバで,ギシギシの仲間は円形または心形。




12.10年05月31日 スイバ 葉の縁は緩やかに波を打つ鋸歯。




13.10年05月31日 スイバ 葉の表側無毛で脈が浮きでています。




14.10年05月31日 スイバ 雌花序。




15.10年05月31日 スイバ 雌花。赤い房状のものが柱頭である。




16.10年06月17日 雄花。花弁6個、雄しべが6個ある。花糸は細く,先端の葯は少しの風でも揺れ動き,花粉をまき散らす。




17.10年06月17日 雄しべは6個。




18.13年06月22日 スイバ 種子は1.5〜2mmの3稜形で光沢がある。



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