能代市風の松原植物調査


シロバナサクラタデ
(白花桜蓼) (タデ科)多年草・雌雄異株。


水湿地に生え、地下にはう茎がある。
茎は直立し高さ50〜100cmになり、よく分枝し、無毛で乾けば赤褐色になる。

葉は披針形、鋭尖頭、基部はくさび形、長さ7〜13cm、質厚く両面特に葉脈状に短毛があり、下面には微細な腺点がある。
サヤ状托葉は長さ15mm内外で、ねた毛があり縁毛は筒部の長さの1/2〜1/3に達する。葉柄は短い。節はふくれている。

花序は穂状で長く、その先は垂れ下がる。
花被は白色、不明瞭な腺点があり、5裂して長さ3〜4mm、小花柄は3〜4mm、雌花では花柱が花被より長く、雄花では雄しべが花被より長い。

果実は3稜形またはレンズ形、長さ2.5mm。黒く光沢がある。

花期は8〜11月。北海道〜沖縄。



01.13年09月04日 シロバナサクラタデ これが間違って切り落としてしまった茎です。葉は互生です。雌雄異株と文献にありまあすがこの個体はまだ成長過程でよく解りませんが、雌しべをみると、雌しべが多少長いように感じます。




02.13年09月04日 シロバナサクラタデ 茎は無毛。




03.13年09月04日 シロバナサクラタデ 茎の切断面ですが、円形で、芯に髄が詰まっている。




04.13年09月04日 シロバナサクラタデ サヤ状托葉は長さ1〜25mm程度でネバネバする。粗い伏毛があり、縁には長毛が生える。膜質で透き通るような托葉梢。




05.13年09月04日 シロバナサクラタデ サヤ状托葉は長さ7〜15mm程度でネバネバする。




06.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉は葉柄があり基部は包葉として茎に巻いている。




07.13年09月04日 シロバナサクラタデ 鞘状の托葉を広げて見たもの。ぬるぬるしている。




08.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉は披針形で、葉質は厚く表裏ともざらつく。葉の標準的なものですが左側が表側、右側が裏側です。葉の長さは、非常に長くて23cmありました。巾は5cm程度。柄の長さは2cm程度。




09.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の表側に毛がある。




10.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の縁は多少波打つようになっていて、縁には毛がある。




11.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の先は鋭く尖る。




12.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の基部は円形からくさび形。




13.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の裏の主脈状に毛がある。




14.13年09月04日 シロバナサクラタデ 葉の裏側に短毛がまばらにあり、腺点がある。




15.13年09月04日 シロバナサクラタデ 花序枝はよく分枝し、枝先に花序を1〜5本出し、花を多数つける。




16.13年09月04日 シロバナサクラタデ 穂状の花序。




17.13年09月04日 シロバナサクラタデ 花はまだ全開ではありませんでした。




18.13年09月04日 シロバナサクラタデ 雄しべは8個のようです。この写真では雌しべが見えません。花の径は2mm程度。




19.13年09月04日 シロバナサクラタデ 花は直径4.0mm程度。




20.13年09月04日 シロバナサクラタデ 花を裏側から見たものですが、花弁に見えるものは萼片のようです。




21.13年09月04日 シロバナサクラタデ 雌雄異株と文献にありまあすがこの個体はまだ成長過程でよく解りませんが、雌しべをみると、雌しべと雄しべが同等のなさでした。花を開いて看ましたが、雌しべ、雄しべと又花被も白色で、よく分からない記録になってしまいした。雌しべは1個で花柱は2〜3岐。雄しべは




22.13年10月17日 シロバナサクラタデ 種子は光沢があり三稜形で径2mm程度。



inserted by FC2 system