能代市風の松原植物調査


スズラン(鈴蘭) (キジカクシ科 )多年草。


山地、高原の草地に生育。

根生葉が2個まれに3個つく。

葉柄は8〜20p、葉身は卵状楕円形〜卵状被針形、長さ7〜20p、幅3〜8.5p、普通2枚が両方ともサヤ状となって出る。基部は楔形、 先は尖る。葉裏は白色を帯びる。

花茎は長さ15〜30p、わずかにアーチ状に曲がる。冬は葉が枯れる。
苞は披針形、長さ3〜6o、小花柄より短い。小花柄は長さ6〜15o。
花被は白色、長さ5〜7o、幅5〜7o、広釣鐘形、先が小さく6裂して反り返る。
裂片は卵状三角形、長さ約2o、幅約2o、1脈があり、先は鈍い。
雄しべは6個。長さ約4o、 花糸は基部ほど幅が広くなり、葯と同長。
葯は黄色、類楕円形。花柱は長さ2.5〜3o、円柱形。液果は赤色に熟し、球形、直径6〜12o。

花期7〜9月(低地では4〜5月) 。在来種=北海道、本州(中部地方以北)。



01.14年05月09日 スズラン 偶然にシダの会で見つけました。それも道路からいくらも離れていない所です。こんなに群生しているとは驚きです。




02.14年05月09日 スズラン 採取した個体ですが、丈30cm。2枚の葉を出す。




03.14年05月09日 スズラン 地下茎は細く四方に伸びて株を造り細根を出して群生し繁茂する。写真のは途中で切れてしまっている。




04.14年05月09日 スズラン 茎の基部はサヤ状で互いに(この個体は3段階)包茎する。




05.14年05月09日 スズラン 茎無毛。




06.14年05月09日 スズラン 茎の断面は葉鞘が巻いていて、変形円です。




07.14年05月09日 スズラン 葉は根生葉で互生し2枚つく。




08.14年05月09日 スズラン 葉質は厚く、卵状楕円形で長さ10〜15cm、幅7cmの個体。




09.14年05月09日 スズラン 葉の裏側無毛。




10.14年05月09日 スズラン 葉の先尖る。




11.14年05月09日 スズラン 葉の縁は全縁。




12.14年05月09日 スズラン 葉の基部はサヤ状となっている。途中で切ったもの。




13.14年05月09日 スズラン 葉の表側無毛。




14.14年05月09日 スズラン 花は総状につき下向きに花を10個程度つける。




15.14年05月09日 スズラン 花柄の所に目立たないがこのような、苞葉又は托葉?のようなものがある。




16.14年05月09日 スズラン 6枚の花被片が合着。雄しべ4個?雌しべ14個。




17.14年05月09日 スズラン 花の径は10mmの個体。萼片は?。




18.14年05月09日 スズラン 花柄は長さ8mmで無毛。




19.14年05月09日 スズラン 雌しべの柱頭は変な形をしている。




20.14年05月09日 スズラン 花を半分に切断したものですが、子房に胚乳らしきものが見える。




21.14年06月02日 スズラン 果実の段階は径2〜3mm。



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