能代市風の松原植物調査


キリンソウ(麒麟草) (ベンケイソウ科)多年草。


山地の日当たりのよい岩上などに生える太い根茎から肉質で円柱形の茎をそう生し、高さ5〜30cmになる。基部はやや斜上し時に分枝する。

葉は互生し、倒卵形または長楕円形で長さ2〜7cm、幅1〜2.5cm。基部1/3程はくさび形となって鋸歯はなく、葉の2/3はふちには鈍鋸歯があり、先は鈍頭〜やや円頭。

茎の先端に平らな集散花序を出し、黄色の花が多数咲く。花序には葉状の苞がある。花弁は長さ6mm内外、披針形で先は鋭く尖る。雄しべは10個、花弁より短い。

果実は袋果、長さ5〜6mm、5個斜上に開出する。

花期5〜8月。北海道〜九州。


調査中

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