能代市風の松原植物調査


クララ (眩草)(マメ科)多年草。


日当たりのよい山麓や草地、河原などに生える。高さ80〜150cmになる。

葉は奇数羽状複葉で長さ15〜25cm。小葉は15〜41枚あり、長さ2〜4cm、幅5〜14mm下面に毛がある。
葉は狭卵形〜長楕円形である。

茎の先や枝先に20〜25cmの総状花序を出し、淡い黄色の蝶形花を多数つく。
花の長さは1.5〜1.8cm。
萼は先が斜めに切った形で浅く不明な5歯がある。旗弁は横に寝て先だけが曲がって立ち上がる。マメ科の雄しべは普通花糸が一つについて筒状になっていますが、クララは雄しべ10本が全部別れています。

豆果は数珠状にくびれ、4〜5個の種子を含み、長さ7〜8cmになる。

クララは眩草(くららぐさ)が略されたもので、根を噛むと目がくらむほど苦いことによる。

花期 6〜7月。本州から九州。



01.11年07月07日 クララ 日当たりのよい所に群生。風の松原内では最近増えてきている。高さ80〜150cm。







02.11年07月07日 クララ 茎は直立し、枝別れする。緑色で棘は無い。




03.11年07月07日 クララ 茎に軟毛がある。




04.11年07月07日 クララ 茎を斜めに切断したものと横に切断したものですが、芯に髄が入っている。茎はほぼ円形。




05.11年07月07日 クララ 葉は奇数羽状複葉で長さ15〜25cm。小葉は15〜41枚あり、長さ2〜4cm、幅5〜14mm。




06.11年07月07日 クララ 左ニセアカシアの葉。右クララの葉ですがもう一つ似ている葉にイタチハギの葉もそっくりです。




07.11年07月07日 クララ 葉軸につく小葉は多少互生につく。




08.11年07月07日 クララ 葉は狭卵形〜長楕円形。左表側。右裏側。




09.11年07月07日 クララ 葉の表側に毛がある。




10.11年07月07日 クララ 葉は全縁。緩やかに波打ち気味。




11.11年07月07日 クララ 葉先は鈍く尖る。




12.11年07月07日 クララ 葉の基部は円形〜広いくさび形。葉柄は約1〜2mmで毛がある。




13.11年07月07日 クララ 葉の裏面に毛がある。




14.09年07月03日 クララ 茎の先や枝先に20〜25cmの総状花序を出す。




15.11年07月07日 クララ 淡黄色の蝶形花を多数つける。




16.11年07月07日 クララ 花は軸に互生につく。




17.11年07月07日 クララ 花柄は5mmで茶色で毛がある。




18.11年07月07日 クララ 上は花を正面から。下は花を横から。花の長さ14mm。矢印は萼で斜めに切った形で浅く不明な5歯がある。




19.11年07月07日 クララ 花の内部。雄しべ10個。雌しべ1個。




20.11年07月07日 クララ 花糸に毛がある。




21.11年07月07日 クララ A=子房に毛があり果になる部分。B=花柱は長さ3mm。C=雄しべ葯は0.5mmで雄しべより長く突出し葯は0.5mmで茶色。D=花糸はクネクネ曲がる。E=マメ科の雄しべは普通花糸が一つについて筒状になっていますが、クララは雄しべは全部別れています。




22.09年07月30日 クララ 豆果は多少ねじれている。熟した豆果から種子が見える。



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