能代市風の松原植物調査

エゾカワラマツバ(蝦夷河原松葉) (アカネ科)


エゾカワラマツバ緒言:多年草。
キバナカワラマツバの変種で、種子に密に毛が生えることだけが違いである。
海岸の草原などに多く生育する植物です。
茎は直立し、高さ30〜80cm。赤松や黒松の葉に似た葉を持ち、黄色い花を付けるためこのような名前が付いています。
葉は細長く8〜17枚の輪生に見え、対生です。葉の長さ2〜4cm、幅1.5〜3mm。葉と同形に発達した托葉が加わり、輪生のように見えるのだと言います。
茎は四稜形で軟毛が生えています。
茎先や葉の脇に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い黄色の花をたくさんつける。花冠は黄色で4裂し平に開く。
果実には密毛があり、双子状径2mmほど。

この種は、花の色、果実の毛の有無によって、キバナカワラマツバ(花は黄色、果実は無毛)、チョウセンカワラマツバ(花は白、果実は有毛)、カワラマツバ(花は白、分果は無毛)、本種(花は黄色、分果は毛が密生、最も普通に見られる)の4つに分けられます。 花期:6〜8月。


調査中:目録にあって、資料にある。



    
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