能代市風の松原植物調査

オオヨモギ(大蓬) (キク科)


オオヨモギ」は、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物調査目録には記録されておりません。「オオヨモギは、風の松原内で新しく記録された植物です」


オオヨモギ:多年草。
ヨモギに似ているが、ヨモギより大型で高さ1.5〜2.0mになる。
葉の付け根に小さな葉(仮托葉・かりたくよう)が無いことでヨモギと区別する

地下茎は分枝しながら地下茎を伸ばしてふえ、茎はそう生する。春に新苗を出し、茎の高さ100〜200cmになる。

葉は茎の中央では長さ13〜19cm、幅4〜12cmで、羽状に中〜深列し、長楕円形で2〜3深裂して裂片になり、裂片の先がさらに深裂する。
葉の裂片はヨモギに比べて鋭く尖る。
葉の付け根には、ヨモギに仮托葉と言われる小さな葉が2〜3枚あるが、オオヨモギには無い。
葉の表面は緑色、裏面は白い綿毛(クモ毛)が密生して生えていて白く見える。

花は8〜9月ころに、花柄を伸ばし、花柄の片側に紅茶色の多数の頭花を円錐花序につける。
頭花は球鐘形で、直径2.5〜3oの惰円形。
周辺の雌性花は4〜6個。両性の中心花は8〜14個。

痩果は長さ1.5〜2o、倒卵形。総苞片は3列で細い。

花期8〜9月。北海道、本州(近畿地方以北)。


16年02月16日迄掲載していました「オオヨモギ」はヨモギと判明しましたので写真等は削除いたします。訂正してお詫び申し上げます。
尚「オオヨモギ」はこれから調査致し解り次第掲載致します



                    
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